★ 自分と社会の「一体感」★
真の意味で「投資家みたいに生きる」ためには
前の記事でも書いたように「世の中をよくする」
というリターンをいつも意識することが
大切です。
ただ日本人にはどうもその考え方が苦手なよう
です。なぜでしょうか??
日本人は根本的に個人主義だからです。
私も投資の勉強をするまでは本当に自分の
ことしか考えてなかったと今では思います。
ちょっとずつ学んでいくうちに、こういう
投資家的な考え方は本業のバーテンダーの
仕事にも本当に繋がることが多いので
正直自分でもびっくりしています。
こうしたマインドは個人だけに限りません。
組織だって、いつの間にかこの「自分たちだけ」
の考えに陥りがちです。
そのことは日本人が「寄付をしない」国民
だということにも表れています。
日本人の寄付の金額は、年間で一人当たり
約2500円。
一方、アメリカ人の年間平均は13万円。
毎月1万円以上寄付している事になります。
公共経済学では、世界的に見ても
「日本人は公共心がない」というのが通説
のようです。
恥ずかしながら私も今まで全然寄付を
したことがありません。
しかし自分のお金を無理してまで寄付
などをすることはあまり望ましくないと
私は思います。
自分のできる範囲で、必ずしもお金の寄付
だけじゃなくて友人や恋人などにプレゼントを
あげるなどでもちょっとした一歩だと思う。
前にお坊さんが書いた本を読んで大きな
気づきがありました。
それは、仏教の「一如」という言葉です。
一如とは、宇宙の全てのおおもとは一緒
という原則です。
人間は社会的な動物であり、周囲の存在と
切ってもきれない関係にあります。
英語では「oneness」という言葉が
近いでしょう。
ところが日本人は欧米に比べて信仰心が
弱いので、この一如の意識が希薄化してしまっている
のではないかと言います。
確かに日本人が投資や寄付をあまり
やりたがらないのも、自分と社会との一体感
がなく、「自分の財布は自分のものだ」と
考えているからではないでしょうか。
自分も他人も全て一緒であり
何事も世の中のためになると思えば、
投資も寄付も快くできるはずです!!